2004年10月08日

『メイド喫茶』10/10

「おかえりなさいませ。ご主人様」


「おかえりなさいませ。ご主人様」にっこり笑ってメイド服を着た女の子が、私たちを出迎えてくれる。そのメイド喫茶は、神戸のビルの中にある。外から店内は一切見えないようにされている。店内に一歩足を踏み入れると、そこにはなんともいえない世界が広がる。一見すると普通のカフェ。しかしたっぷりとしたひらひらのレースのカーテンに、壁にはいくつもの天使の絵画。そして音楽はというと多少大きいボリュームでクラシックがかけられている。メイド服の彼女は、いそいそと私たちを席に案内してくれる。メイド服は、膝下の長さのスカート、白いハイソックス、第一ボタンまでしめられたシャツとどこか窮屈なもので、、三つあみに眼鏡というアニメに出てきそうな格好だった。。席につき周囲を見渡すと、平日の二時過ぎという中途半端な時間にも関わらず、席は結構埋まっている。客は皆男性だ。端の席の二人連れ以外、皆一人で来ているようだった。パソコンに向かってなにやら文字を打っている者、携帯片手にメールしている者、週刊誌を食い入るように眺めている者・・・。
しかし、皆一様に落ち着かない。一見何かに熱中しているように見えるが、どうやらそうではないらしい。その理由はメイドが注文を取りにきたときに明らかになった。メイドが側を通るたび、それらの視線はふわふわ動く。メイドがカップにコーヒーを注ぐしかし彼らはメイド服の店員に対して意識的に目を向けない。しかし、全く見ないわけではなく、モノに隠れてちらちら見る。彼らは決してダイレクトにいやらしい視線を投げかけたりしない。それがこのメイド喫茶の暗黙のルールである。女性目当てで来る。この点はコスプレ焼肉と同じである。しかしコスプレ焼肉とは異なり、メイド喫茶では、今の社会にはびこる、短ければ、露出が高ければ「性」という方程式は通用しないのである。
* 日本橋同様、場所の話がやっぱり少し必要かな??やから最小限いれてみた。でもこういうの下手やし誰か書き直して。
* あと「コスプレ焼肉」と「メイド喫茶」の違いは前半部に挿入した。
* その違いを出すためにメイドの描写を前半部に挿入。
* 場所、メイドの描写は誰か手加えて。というか書き換えて。場所は意図ないしお任せ。メイドはえろさなしを表現して欲しい。描写は俺マジセンスない。

「生み出される世界」
「チリンチリン」 鈴がなった。 「はい、ご主人様」
素早くメイドの一人が反応してそのテーブルへ向かう。この店は大して広くない。むしろ狭いほうである。それにも関わらず、どの客も店員を呼ぶときは、この天使の羽をモチーフにした呼び鈴を鳴らす。他の喫茶店でありがちな、「おい」、「ちょっと」などとは決して言わない。
 これはまさに客と店員の両者が生み出す世界である。店員はメイド服を着て、客を「ご主人様」と呼び、つつましさを表現して、まさに“メイド”になりきるのだ。それに対して、客がいかにも“ご主人様”を演じることで、メイドの地位を確保するのだ。
さらにそれに加えて、この店の演出も一役買っている。砂糖と氷はハート型、あらゆる食器は天使で統一されているのである。お互いがご主人様・メイドになりきるような演出がなされた空間である。
駄目もとで取材したいとの旨を伝えた。突拍子の無い質問に少し、戸惑った様子のメイドは「少々お待ちくださいませ」と奥に入っていった。しばらくして、オーナーらしき女性の人が出てきた。「申し訳ございませんが、当店では取材は全て断っておりますので…」。      私たちはプライバシー保護のことや、決して興味本位ではないことを伝えたが、結果は変わらなかった。「当店はコスプレを売りにしているわけでなく、あくまでくつろげる空間を提供させていただいておりますので、そういった個別取材は困るんですよ。他のコスプレ喫茶と一緒にされては困りますので…」。柔らかい口調でそういうと深々とお辞儀をして、奥へ戻って行ってしまった。
 私たちが席を立つと、「行ってらっしゃいませ。ご主人様」と深くお辞儀をし、メイドたちが見送ってくれた。取材も拒否し、徹底したメイドの世界をつくっていた店の一歩外に出ると、メイド喫茶とは明らかに異なる、普通の風景が並んでいた。

* 後半はこーへいの断られたバージョンの方が良い。というのも前半は性の話で、後半はコスプレと、空間によっての変身の話。ってことは変なインタビューより徹底的な世界作りを書くべき。
* 題名をみんな考えといてー



posted by かじゅき at 00:00| 京都 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「おかえりなさいませ、ご主人様」
「おかえりなさいませ。ご主人様」にっこり笑ってメイド服を着た女の子が、私たちを出迎えてくれる。その店は、神戸のとあるビルの三階にある。雑貨店やカジュアル服の店舗が並ぶ、そのフロアの一角に同じようにして並んでいた。
一見すると普通のカフェ。しかし店内に一歩足を踏み入れると、そこにはなんともいえない世界が広がる。たっぷりとしたひらひらのレースのカーテンに、壁にはいくつもの天使の絵画。そして音楽はというと多少大きいボリュームでクラシックがかけられている。   
メイド服の彼女は、いそいそと私たちを席に案内してくれる。彼女は、膝下まである紺のスカートにレースがほどこされた白のエプロン、そしてきっちりと第一ボタンまで留められた白のシャツに身を包んでいる。さらに三つ編みに眼鏡という組み合わせは、この店の雰囲気に絶妙にマッチしていた。
席につき周囲を見渡すと、平日の二時過ぎという中途半端な時間にも関わらず、席は結構埋まっている。客は皆男性だ。端の席の二人連れ以外、皆一人で来ているようだった。パソコンに向かってなにやら文字を打っている者、携帯片手にメールしている者、週刊誌を食い入るように眺めている者・・・。しかし、皆一様に落ち着かない。一見何かに熱中しているように見えるが、どうやらそうではないらしい。その理由はメイドが注文を取りにきたときに明らかになった。メイドが側を通るたび、それらの視線はふわふわ動く。メイドがカップにコーヒーを注いでも、彼らはメイド服の店員に対して意識的に目を向けない。しかし、全く見ないわけではなく、モノに隠れてちらちら見る。彼らは決してダイレクトにいやらしい視線を投げかけたりしない。それがこのメイド喫茶の暗黙のルールなのである。客は皆、メイド姿の店員の女性目当てで来る。この点はコスプレ焼肉と何ら変わりはない。しかし、コスプレ焼肉とは異なり、メイド喫茶では今の社会にはびこる、短ければ、露出が高ければ「性」という方程式は通用しないのである。

  生み出される完璧な世界
「チリンチリン」 鈴がなった。 「はい、ご主人様」
素早くメイドの一人が反応してそのテーブルへ向かう。この店は大して広くない。むしろ狭いほうである。それにも関わらず、どの客も店員を呼ぶときは、この天使の羽をモチーフにした呼び鈴を鳴らす。他の喫茶店でありがちな、「おい」、「ちょっと」などとは決して言わない。
 これはまさに客と店員の両者が生み出す世界である。店員はメイド服を着て、客を「ご主人様」と呼び、つつましさを表現して、まさに“メイド”になりきるのだ。それに対して、客がいかにも“ご主人様”を演じることで、メイドの地位を確保するのだ。
さらにそれに加えて、この店の演出も一役買っているだろう。砂糖と氷はハート型、あらゆる食器は天使で統一されているのである。お互いがご主人様・メイドになりきるような演出がなされた空間である。
駄目もとで取材したいとの旨を伝えた。突拍子の無い質問に少し、戸惑った様子のメイドは「少々お待ちくださいませ」と奥に入っていった。しばらくして、オーナーらしき女性の人が出てきた。「申し訳ございませんが、当店では取材は全て断っておりますので…」。      私たちはプライバシー保護のことや、決して興味本位ではないことを伝えたが、結果は変わらなかった。「当店はコスプレを売りにしているわけでなく、あくまでくつろげる空間を提供させていただいておりますので、そういった個別取材は困るんですよ。他のコスプレ喫茶と一緒にされては困りますので…」。柔らかい口調でそういうと深々とお辞儀をして、奥へ戻って行ってしまった。そこにはまた、先ほどの中世ヨーロッパ風の世界が流れ始めた。
 私たちが席を立つと、「行ってらっしゃいませ。ご主人様」と深くお辞儀をし、メイドたちが見送ってくれた。店の一歩外に出ると、メイド喫茶とは明らかに異なる、平凡な風景が並んでいた。


Posted by なおみ at 2004年10月10日 17:31
題名というか小見出しは基本最初のでいいんじゃないかな?描写と全体を少し直してみました。メイドの説明のとこやけど、“アニメ”という言葉を出すよりもコミケと区別するためにあえて店の雰囲気作りに一役買ってるふうに書きました。アニメのキャラみたいやったことを伝えたいんじゃないやろ?全体としてここで伝えたいのはメイド喫茶がこだわる特殊な世界作り。異世界なかんじと区別するために最後も「平凡な風景」にしてみた。最初のとこも一見他の店と同じ・・・というのを強調してみたつもり。
Posted by なおみ at 2004年10月10日 17:40
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